【東京2020大会】ボランティア活動2日目(7/30/2021)

東京2020大会

こんにちは

昨日から予想されていた通り今日は朝から天候が悪い。前日のリマインドメールにあった傘とカッパを念の為準備。雨というだけで荷物が増える事がストレスに感じながらも、小さなカバンに押し込む。傘は入らないからぶら下げる事にした。

家を出る約1時間前から自宅周辺も雷が鳴り始めた。駅まで歩く間に大雨に降られたくないので、予定より30分くらい早いけれど出発する事にした。幸い雨には降られず最寄り駅までたどり着くことができました。昨日あんなにドキドキしていたユニフォーム問題はもう全く頭の中にはなし。

乗り換え駅で、昨日同様軽食を取るためお店に入ると、雷が鳴り、雨音が激しくなってきました。時間に余裕があったので、一本早い電車でスタジアムに向かおうと改札を通ると、「大雨の影響で列車が遅れている」とのアナウンス。
「30分も早く家を出たのに、このままだと集合時間ギリギリに到着になってしまうかもしれない。何やってんだか・・・」と思っていたら、チームリーダーから緊急メールで「大雨の影響で列車が遅れている方は慌てず雨が止んでから来るように」と連絡が入りました。

メールが入る度に毎回思うのですが、私たちのチームリーダー(大会組織委員会の方2名)は本当に懐が広くて対応がきめ細やか。どこにそんな時間と余裕があるのだろうか、とこちらが首を傾げたくなるほどです。

さて、電車の遅れというハプニングはあったものの、集合時間にも間に合いそうでした。集合場所へ向かう最後の階段の手前でサポートチームのリーダーに呼び止められ、ここで一旦待機をするようにと指示を受けます。雷警報の関係だそうです。ボランティアの身の安全も気にしてくれているのでしょうか。
待っていると今日から参加される方に声をかけられ、挨拶したり昨日の様子などをシェアして過ごしていたら、程なく同じチームのKさんが手を振りながらやってきました。他の2人の姿は見当たらなかったので既に集合場所に来ているのでなはいだろうか?と話しながら待ちました。そうこうしていたら、もう1人今日から参加される方に声をかけられ、昨日の様子の説明をしている私。どうやら私は声をかけやすいタイプのようです。でもこういう時間、楽しいな。

今回のボランティアで自分でも驚いたのですが、私は人見知りする方だと思っていたのですが、意外と初対面との人とも気軽に話せる自分に驚いてしまいました。共通の目標がある事も影響していると思いますが、どなたも気持ちの良い方ばかりなのと、なんでも話せる雰囲気が作られていて安心感があるからなのでしょうか。

先に集まっていたメンバー達と合流し、天候の影響で、今日は大会関係者が入る手荷物検査場からスタジアム内に入ると案内されました。

ここでいつもと同じように顔認証と手荷物検査を行います。
どうしてだか、顔認証で私はいつも半目で写ってしまいます。そして自分の顔を見て笑ってしまう。
まぁ認証してもらえたからよしとしよう。

全体でブリーフィングをする場所まで移動して、グループメンバー全員と合流。昨日1日過ごしたメンバー達とはすっかり打ち解けていたので、朝からリラックスムードで過ごせました。

Nさんは福岡からボランティアの為に来ているそうなのですが、この機会に、と、早起きして聖火をみてきたそうです。
感想は「ちっちゃ!!」だそうです😆。私も見に行こうかな〜。

活動1 朝顔のお世話

今日も朝顔のお世話からスタート。

昨日は進入禁止で入れなかったバックグラウンド側を中心にお手入れをすることになりました。

バックグラウンド側のエリアは、大会関係者の方がいたりカメラが設置されている関係でなかなか人が入れず水やりされていなかったのか、枯れた葉っぱが目立ちます。
座席の方にもかなり枯葉が落ちていて、昨日よりも作業にやりがいを感じます。
サポートメンバースタッフは活動の様子を写真に残しています。

活動の合間に中国籍のJさんとたくさんお話ししました。Jさんは中国の大学院を出て日本の銀行に就職されたそう。話していたら私の従兄弟と同じ銀行にお勤めだとわかりそこから話が弾みました。
営業が大変だった事、今は希望した部門に異動できた事や、コロナになって在宅勤務が増え、昼食の準備や光熱費が高くなって困るといったお互いの共通の話題などなど・・・。昨日初めてあったのに、どなたと話していても話題がつきません。奥さんもオリンピックボランティアをされているそうで、夫婦ですごいなと思いました。



活動途中からは雨の後の日差しが強くて暑かった〜〜・・・。
休憩の時食べた、冷たいアイスクリームが格別でした。

活動2 大会運営者の誘導・案内

その後、昨日同様アクセスチェックポイントと大会運営者の誘導案内の2つに分かれての活動となり、今日は大会関係者の誘導・案内を担当しました。グループで交代で夕食を取りながらの活動です。

最初に私とKさんが担当する事になりました。

誘導・案内といってもたまに来る海外からの大会関係者の方に「スタジアムの入り口はどこ?」と聞かれたり、会場内で活動している方に声をかけたりする程度でしたので暇でした。

一緒に活動していたKさんと何を話していた時か忘れてしまいましたが、Kさんが「実は私心理学の勉強しているんです。」と切り出されて、びっくり!
「私も心理学の勉強しています!気が合いますね!!」と伝えて、お互いそれからは心理学の話題でもちきりでした。こうなるとお互いマニアックな話題がつきません。

Kさんは公認心理士を目指して頑張っている事、私は放送大学で単位をとって認定心理士を取った事、Kさんは日本カウンセリング学会で勉強されている事、私はアドラー心理学が面白くてずっと続けている事など共通することが多く話が止まりませんでした。もうこうなると楽しくなってしょうがないです。

途切れる事なく話をしていたら、そのうち私たちの前を朝顔の鉢をたくさん積んだ軽トラやモビリティカートが何台も何台も通って行くようになりました。

モビリティカートについて↓

トヨタ自動車、東京2020オリンピック・パラリンピックを電動車のフルラインナップと多様なモビリティでサポート | コーポレート | グローバルニュースルーム | トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト
トヨタ自動車(以下、トヨタ)は、オリンピックおよびパラリンピックのワールドワイドパートナーとして、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(以下、東京2020大会)を専用開発車や専用開発仕様車を含む電動車のフルラインナップでサポートし、これまでの大会で最高レベルとなる環境負荷低減を目指します。

「朝顔どこに連れてかれちゃうんだろう?」

たまに来る関係者の方より、どんどん朝顔を運ぶ車の数が増え、2人で心配しながら眺めていた頃、また雷が鳴り始め、雷警報が出たため本日の活動はここで中止となりました。

活動終了・解散

ボランティアが休憩をしたり食事を取るための場所として「フィールドキャストダイニング」があるのですが、今日はここに集合してデブリーフィングを行いました。ダイニングに向かう途中、きれいな虹が見えました。

フィールドキャストダイニングにはボランティアやスタッフの方だけでなく、警備の方、自衛隊の方、医療関係の方などもいて、大会を支える様々な方がいることがわかります。多くの人の力があって成り立っていることを実感。

今日は天候の影響で活動は打ち切りになってしまいましたが、夕食を食べていない人は夕食を取り「また明日会いましょうね。お疲れ様!」とそれぞれのタイミングで解散となりました。

コミュニケーションっていいな〜

駅まで一人で歩いていたら、突然大会関係者らしきアジア系の女性に、流暢な英語で「タクシーを捕まえたいのだけれど、どこで捕まえられる?」と聞かれました。近くの通りでしばらく探しましたのですが、こういう時に限ってタクシーが見つからない。
彼女が話している事はわかるのだけど、突然の出来事にややテンパリ、言いたい事が一つも出てこない。単語と身振り手振りでその場を凌ぐのが精一杯。これが私の今の英語力。
簡単でもいいからもっと英語が話せるようになりたいなぁ、もっと準備しておけばよかったなぁと後悔した瞬間です。

駅まで行けばタクシーが留まっているに違いないと思い、「一緒に駅まで行こう」と伝え一緒に歩き始めました。それから会話をしようにも自分がテンパリすぎて全く文章にならない。困っていたら彼女からスマホの翻訳機能を使って話しかけてきました。

そういえば私も翻訳アプリを3つもダウンロードしていたことを思い出し、私も翻訳機能を使うことに。これで安心!と変換して見せたら、アプリの使い方の練習をしていたときのスペイン語のままになっていて、彼女から「私は中国人よ」と笑われました。それからは日本語から中国語に変換しながら歩いていたら、程なく「タクシー!!」と彼女が反対車線に止まっているタクシーを指差し、走って捕まえました。

今回使用したアプリ 多言語音声翻訳アプリ<ボイストラ>

VoiceTraサポートページ - NICT
NICTが提供する音声翻訳アプリ「VoiceTra」のサポートページです。

運転手さんに、渋谷方面に行きたい事、大会関係者用のタクシークーポンを使っての乗車が可能かどうか、などを伝え、無事にタクシーに乗せてあげる事ができました。
日本語で「ありがとうございます」と声をかけてもらい、私も中国語で返したかったけれどそれもできず、日本語で「こちらこそありがとう」とまだテンパりながら別れました。

たった5分程度の出来事だったと思いますが、ここでもユニフォームの力を感じたし、オリンピックを街中で盛り上げる事の意味も体感できました。そして誰かの役に立つっていいなぁとしみじみ思ったり。

普段の生活の中でもこういう場面はたくさんあるはずなのに、自分から声をかける事をためらったり、無意識に面倒だと避けてしまったりする事があるのかもしれないなと思いました。言葉が違っても意外となんとかなることもわかったし、翻訳アプリもあるし。小さなことでも自分から誰かの役に立つ事を主体的にやっていきたいと感じた瞬間でした。

今日も一日お疲れ様

駅に着いたら同じEVSチームのメンバー数名と合流できしました。グループが違ってもユニフォームとお顔で大体どの方もすぐにわかるくらいになっていました。二日目でこんな感じですから、当初の予定の2週間くらい一緒に活動していたら、どんなチームワークが出来ていたのだろう?と思ってしまいます。

「昨日のPCR検査は何も連絡が無かったから陰性だったのだろうね」などと、今頃??と思うような話を笑いながらして別れました。

昨日同様、家に着くと東京スタジアムEVSチームから明日のリマインドメールが届きました。

『明日は女子ラグビーの最終日。果たしてどこの国が優勝するのか…?期待で胸を膨らませながら、皆さんとお会いできるのを楽しみにしています!』

私たちのボランティア活動も明日が最終日。
日ごとにボランティア活動が楽しくなり、最終日が明日である事が寂しくなった。

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