こんにちは
東京2020大会のボランティアを目指して動き出した頃、大きな失敗をしました。
当時、東京2020大会にボランティアへの参加を目指してボランティア養成講座に参加し、そこで知り合った方々と情報交換をしていたのですが、そこで多くの方がラグビーW杯のボランティアを目指している事を知りました。
どうやら「国際大会のボランティア経験がある人の方が、オリンピックボランティアに採用されやすい」という話だったと記憶しています。
そこで、私のようにこれといって取り柄のない人は、ラグビーW杯のボランティアの経験という肩書きができれば、東京2020大会のボランティアに有利に働くに違いないと素人の私は考え、「ラグビーW杯のボランティアに応募するのはマスト!」と、ギリギリのタイミングで応募の準備を始めました。

あるボランティア研修に参加していた時、近くに座っていた方と仲良くなり、
「ラグビーW杯のボランティア、応募しますか?」と聞いたら、
「はい。応募しましたよ。あれ、先週締め切りでしたよね。」と笑顔で言われ、
顔面蒼白に・・・。
・・・え・・・先週締め切り・・・?
あんなに調べたはずだったのに、どういう訳か締め切り日を1ヶ月間違えていたようなのです。
もー、それからの落ち込みはハンパありませんでした。
だって何の取り柄もない私にとってラグビーW杯のボランティアに参加できたら東京2020大会のボランティアにも近づける予定(私の勝手な思い込み)だったのに、応募の段階でミスった訳ですから・・・。
終わった、と思いました。
あまりの落ち込みようで、しばらく立ち直れませんでした。

昔からこういう「うっかり」が多発してしまうタイプで、自分でも自覚していたのに、ここぞというときにまたやってしまった。
自分の失敗をズルズル引きずりながらも、東京2020大会ボランティア参加の夢は諦めきれず、なんとか気持ちを立て直し、「ここまできたからやるしかない」と、どうにかこうにか経験を増やす事に専念し、ついに東京2020大会ボランティア募集開始。
もう絶対にこんな失敗はしてはいけない!と肝に銘じて、気持ちも時間も余裕を持ったスケジュールを立て、何度も何度も日程や締切日、エントリーの必要事項の確認をしました。
同じ失敗をする事なく、締め切りに余裕を持ってエントリーすることができ、結果の通知が来たときは本当に嬉しかったなぁ〜。

よく「失敗が怖い。」と言いますが、失敗があるから次の経験に生かせるのではないでしょうか?。
こんな事を書いている私も失敗が怖い一人です。
もしかしたら、人は失敗した出来事そのものではなくて、周りの反応や、その出来事に対する自分の感情と付き合うのが怖いと思うのかもしれません。
だったらそのズルズル引きずっている自分の感情を切り離せばいいだけで、
「なんであんな失敗しちゃったんだろう」と感情ををズルズル引きずるより、
次に自分ができることを考えた方が絶対にいいよね。

ラグビーW杯の失敗の直後は「終わった・・・」と思っていた私ですが、終わってなんかいなかったのです。
大切なのは失敗を繰り返さない事。
「もうあんな失敗したくない!」と学び、次に活かすことができました。
失敗したから今がある!
これからもたくさん失敗しながら生きていくと思うけれど、不要な感情はどんどん捨てて、失敗とも仲良く付き合いながら、自分の成長を加速できるといいなぁと思っています。
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